先生対談 TALK ROOM 放課後おしゃべり

「結婚しても子どもを産んでも、仕事は続けられる? 」
「学童デイホームは、こども園と何が違うの?」。
そんな学生のみなさんの疑問に答えるクロストーク。
ママ先生と学童デイホームのスタッフ、それぞれの立場から見た
リアルな遊育園について語ってもらいました。

「結婚しても子どもを産んでも、仕事は続けられる? 」「学童デイホームは、こども園と何が違うの?」。そんな学生のみなさんの疑問に答えるクロストーク。ママ先生と学童デイホームのスタッフ、それぞれの立場から見たリアルな遊育園について語ってもらいました。

MOM TALK

ママ先生 対談

  • 青池先生

    青池 麻衣先生

    子育年数2.5年

    とりかいひがし遊育園
    2007年新卒入社

    副担任、主担任、リーダーを務める。
    9年目に産休に入り、復帰後はミドルマネージャーとして副主任を務めている。

  • 石田先生

    石田 聖子先生

    子育年数2年

    とりかいひがし遊育園
    2013年新卒入社

    フリー教員、副担任を経て、主担任を務める。4年目に産休に入り、産休後は時短勤務で主担任を務めている。

Q

産前・産後の働き方は?

青池先生
通常の勤務時間は8:30~17:30で、産休明けからは時短勤務(9:00~16:00)で働いています。私は副主任(管理職)のため事務業務が中心ということもあり、産休・育休の前後で仕事内容に大きな変化はなかったかな。子どもが離乳食に慣れ、私自身も生活のリズムが作れた頃から9:00~17:00までの勤務に変更しましたが、早出・遅出は免除してもらったりで助かっています。
石田先生
仕事、ママとしても先輩である青池先生の働き方をマネさせてもらってます!私も産休・育休の前後で仕事内容は変わらず、主担任としてクラスをもちました。遊育園の時短制度は、子どもが小学4年生になるまで最高6時間の時短が認められているので、子ども大きくなっても安心して働けますよね。
Q

育児と仕事の両立に対する不安はありましたか?

青池先生
保育教諭は残業が多い、持ち帰りの仕事が多い。そんなイメージを持つ人がおおいけど、遊育園は真逆だよね。退社時間がきっちり決まっているので、残業がほとんどない。就業時間内に仕事が終わる仕組みをつくることで、持ち帰りがない。働きやすさを追求している遊育園だから、両立に対する不安よりも「安心感」が大きかったかな。
石田先生
同じくです。園長先生が「他の先生たちにも、結婚・出産後に働きたいと思ってもらうためには、どんな制度が必要かな?」と、私たちの意見をよく聞いてくださります。その中で良いものはすぐに実行されるので、どんどん働きやすい職場になっていますよね。私もその分「がんばらないと!」と思います。
青池先生
他の先生のフォローには、本当に感謝しています。正直、フォローしてもらうことばかりですね。こどもの発熱などで早退するときもそう、「早く行ってあげて」と送り出してくれたり。初めて早退した翌日のことは、今も覚えていますね。園長先生が私の顔を見てすぐに「お子さん、大丈夫だった?」と声をかけてくれたんです。子どもも心配だし、早退も申し訳なくて少しピリピリしていたのですが、その一声のおかげで一瞬にして緊張がほぐれたなぁ。
石田先生
私はクラスをもっているので、最初はクラスの進行に迷惑をかけてしまうのではないかと心配でした。でも「私に任せて!」と声をあげてくれる先生がいて、助けていただいています。園の体制としても職員の数が多いので、代わりの先生がいてくれることは本当に心強いですね。こうやって助けてもらっている分、次に他の先生が結婚・出産するときには自分がフォローしたいと思っています。
Q

ママとして、社員としての
今後の目標

青池先生
働くことで子どもに負担がかかるかな…と不安でしたが、意外とすんなりいけて。子どもがすくすく育っているなか、母親としては少しさみしく感じます。その分、休みの日はめいっぱい遊んで、普段できないことを一緒に楽しんでいますよ。
石田先生
子どもと長く一緒にいられる時間が週末しかないので、なるべく家で過ごす時間を作っています。本当は外出が好きなのですが、今は家で子どもとお菓子作りなどをすることが楽しくて仕方ありません!
青池先生
これまでは現場で後輩を育成する立場でしたが、今は管理職として「みんなのやりたい保育」や「働きやすい環境や制度」を形にすることが自分の役目だと思っています。若い先生たちの声を聞き、それを叶えられるように動いていきますね。
石田先生
母親になってから、園の子どもたちと接するときの気持ちに変化がありました。以前よりも視野が広くなり、気持ちにもゆとりが生まれたように思います。子どもたちと全力で遊ぶことが、子どもたちの成長につながっていくとうれしいですね。またそんな自分の姿を後輩にも見せていきたいと思っています。

DAY HOME

学童デイホーム 先生対談

  • 青池先生

    片之坂 光伸先生

    学園町 学童デイホーム遊育園
    2015年中途入社

    他法人で16年間保育士を務めたあと、せっつ遊育園の副主任として入社。学園町学童デイホーム遊育園 リーダーに異動し、現在は児童発達支援管理責任者として務める。

  • 石田先生

    西川 透太先生

    学園町 学童デイホーム遊育園
    2017年新卒入社

    みなみせんりおか遊育園の副担任を経て、学園町 学童デイホームの保育士として務める。

Q

学童デイホーム
(放課後等デイサ―ビス)に
興味はありましたか?

片之坂先生
支援が必要な園児への関わり方は前職時代から勉強しており、非常に興味をもっていました。保育の世界では、個別配慮が必要な子たちでも、全園児と一緒に活動しているのが現状です。異なる症状に対しての理解をもっと深めたい…という思いから、こども園と放課後等デイサ―ビスが連携している遊育園にひかれ、転職を決意しました。
西川先生
私は学生時代から保育と特別支援教育に興味がありました。園見学で遊育園を訪れた際に、明るく開放的な施設をみたときは、他園との雰囲気の違いに驚きましたね!
片之坂先生
まさに、学童デイホーム遊育園の魅力のひとつですよね。他にも、療育計画に基づいた活動支援を行っていることもポイントです。運動や制作、音楽療法などを個別・集団で行うのにくわえて、こども園の園児との交流を定期的に実施しているのも特徴です。
西川先生
うちの「アソビコミ」は特別ですよね。一番面白かったのは、川遊び。少し泥が混じったところで、子どもと一緒に水の掛け合いをして遊びました。服は当然汚れますが、それよりもすごく楽しくて、大笑いしましたよ!そのとき思ったのは、これは学童だからこそできる遊びだということ。こども園では、なかなか豪快な遊びはできません。学童であれば許容範囲が一気に広がるので、面白い企画を提案することができるんです。
片之坂先生
目的があり、安全面が担保できるものであれば、現場の提案には積極的にGOサインを出しています。先生自身が考えた企画なので、子どもに負けないくらい先生も夢中になって遊びこんでいますよ。
Q

こども園と学童デイホーム
(放課後等デイサ―ビス)の
繋がりは?

片之坂先生
学童デイホームは、放課後が活動の中心です。そのため午前中の幅広く動ける時間帯を活用してこども園にも出向き、保育に参加することもあります。若手の場合は、保育に携わることで学びや気づきを得ることができますし、私は担任の先生方と一緒に個別支援について考えたり、アドバイスをしたり。こども園と学童デイホームが互いに知識やスキルを共有し合えるのは、当法人ならではの特長ですね。
西川先生
私も異動前はこども園にいたので、当時は学童の先生からさまざまなアドバイスをいただき、助けてもらっていました。
片之坂先生
放課後等デイサービスは、以前よりも認知されるようになりましたが、こども園と連携しているところはあまりありません。遊育園なら、こども園を卒園後にそのまま学童デイホームに通うことができます。その強みが保護者のみなさんから選ばれる理由のひとつになっていると思います。
Q

今後の学童デイホーム
(放課後等デイサ―ビス)は
どう発展していきますか?

片之坂先生
地域とのふれあいや学校との情報交換の中でも、支援の必要性を垣間みる機会が多くあります。私たちの事業は世の中から求められているものだと実感しているので、市場も自ずと拡大していくでしょう。家庭や学校との連携を深めながら、より良いサービスを提供していきたいですね!
西川先生
以前と比べて、放課後等デイサービスの車や指導員が子どもたちと歩いている姿を見かける機会が増えました。それだけサービスが認知され始め、必要な人に必要なサービスが届き始めているのだと思うとやはりうれしいですね。さらに多くの方に知っていただきたいと強く思います。
片之坂先生
将来的には、就労支援もできる体制を整えたいですね。学童デイホームは、可能性を秘めた子どもたちの将来を考えられる場所です。だからこそ、次のライフステージへの架け橋となることは、この事業の使命だと思うのです。今はまだ模索中ですが、いつか形にしていきます。
西川先生
私は入社して数年なので、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。就業サポートを見据えた先々の取り組みにも参加できるよう、きちんとスキルを身につけていかないといけません。いろんなことに挑戦できるので、どんなことにも全力で取り組める人には成長の機会が豊富にありますよ!
片之坂先生
何でも良いので「これが自分の特技だ」というものがあると良いですね。決して特別なスキルではなくても、それが必ず保育士としての強みになるからです。遊育園には、一人ひとりのキャリアを考え、育てる仕組みがあります。自分で自分の将来を選択できる環境が、保育士としてのあなたの可能性をきっと広げてくれますよ。